Eagleテストシステムは業界標準のC/C++ Visual Studioプログラミング・プラットフォームで動作し、テストソリューションの開発と展開をいつでも迅速確実に実施するために必要なATE(Automated Test Equiupment)ツールを統合しています。Eagle Vision は、実績のあるプログラミング手法を採用し、迅速なプログラム開発やオフラインでのテスト エミュレーションに必要な各種ツールを提供するほか、業界標準形式で場所、時間を問わずエンジニアが必要とするデータが得られる堅牢なデータ分析ツールを提供します。

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  • Eagle Visionソフトウェア

    Teradyne's EV LogoEagle Vision(EV)ソフトウェア は、堅牢なテスト開発環境であり、ワンランク上のアプリケーション・プログラム開発環境とデバッグ環境を実現します。Eagleテストシステムはすべて、標準のMicrosoft® オペレーティング・システムを実行し、コードの生成に Microsoft® .NET C/C++ 開発ツールを使用する PC によって制御されます。Eagleテストシステムに組み込まれているソフトウェアツールは、どれも習熟が容易で使いやすく、Microsoft®Visual Studio® 開発環境に完全に統合されています。 コード自動生成ツールはすべてのテストシステム・コマンドセットに対応しているので、これらのツールを使用すれば、コードの構文を暗記しなくても、必要なプログラム制御を実現できます。また、テストの作成、テスト・リミット値の編集、テスト実行フローの変更のためにはウィザード・ツールが用意されています。テスト開発・デバッグ時にグラフィック・プロット・ツールを使用すれば、マウスによる簡単な操作だけで、テスト信号波形を表示できます。eRAIDEデバッグ環境では、テスターのハードウエア設定を容易に確認・変更可能です。充実したヘルプ・ファイルシステムで、ツールセットの使用方法を知ることができ、併記されているコード例を使用することで開発時間を更に短縮できます。

    マルチセクター・テクノロジー(MST)は、ハードウェアとソフトウェア双方の機能を組み合わせることで、99% を超える並列テスト効率を実現します。この特長を活用するには、高速で高効率の並列テストプログラムを容易に生成できなくてはなりません。EV-MSTソフトウェアは、マルチコア PC およびマルチコア対応オペレーティング・システムを活用し、すべてのセクターに対して並列に高速データ通信を実行出来ます。つまり、セクターの追加数に応じて同時測定数を拡張すると同時に高い並列テスト効率を保ち、テスト経費の最適化を図ることができます。

    用途

    パターン・ベース・テスト・ソフトウェア・ツールは、パターン・ベースのプログラミングを可能な限り簡素化するうえで不可欠です。EV-MST の波形生成・編集ツールは、レンジや印加モードを変更する機能を備えています。これらのグラフィカル・ツールは、アナログ信号とデジタル信号の入力・出力間の関係を表示し、測定ごとにそのパフォーマンスを確認できます。EV-MSTソフトウェアの各種ツールは、プログラムした入力を分析すると同時に、得られたテスト実行結果を標準テストデータ形式(STDF)、コンマ区切り形式(CSV)および Eagleのログ形式を使用してオンラインおよびオフラインで比較する手段を多数用意しています。Eagle Visionソフトウェアは、テストエンジニアが使いたい方法で使えるように設計されています。

    特長

    • 並列テスト指向の統合プログラミング・モデル
    • パターン・ベースのソフトウェア・ツール
    • リアルタイム・プログラミングとコーディング・デバッグ機能の標準搭載
    • 変更可能なオペレータ・インタフェース
    • 強力なデータログ・ツールと分析ツール
    Teradyne's EV-MST Software Debug Tool

    ツール

    • コード生成環境(ACE™ および GrACE™)
    • 高性能デバッグ環境 Rapid Access Interactive Debug Environment(eRAIDE™)
    • ベクター・エディタ、ピンマップ・エディタ、AWG エディタ
  • Raptorソフトウェア

    Teradyne's Raptor-FT Logo ETS-200T および ETS-200T-FT向けのディスクリート・ソフトウェアは、インデックス・パラレル・ディスクリート・ユーティリティ、ディスクリート・テスト・ライブラリー・モジュールおよびグラフィカル・テストフロー・オーガナイザーの各コンポーネントで構成されています。これらはすべて、ディスクリート・デバイスとパワーアンプ(電力増幅器)向けのテストフローを最適化すると同時に、テスト開発の生産性向上を目的としています。Raptor には、プログラミング言語によるプログラミングを必要とせずに迅速なテストプログラム開発とデバイス評価を可能にするグラフィカル・ユーザ・インタフェースを備えています。この革新的なユーザ・インタフェースを使用すると、個々のテストにテスト条件を直接入力し、そのテストをユーザー定義のテストフローに配置することでテストを構築できます。あらかじめプログラムされたテスト・ルーチンを使用して、簡潔、簡単にテストを生成、且つプログラミングミスも回避可能など、多くのディスクリート・テストシステムに共通に見られる課題を克服する事ができます。

    用途

    Raptor テスト・シーケンサでは、ハンドラのテスト・ステーションごとにライブラリーから既成テストをドラッグ・アンド・ドロップできます。1 つの列が 1 台のテスト・ステーションを表しているので、テストフロー全体をひと目で確認できます。Raptor FT は、パターン・ベースのテスト・モデルに基づいており、量産でテストを実行する前に、テスト時間をオフラインで判断できます。Raptor を使用すると、最大 6 台のステーションで真のインデックス・パラレル・テストが可能なので、ロータリ・ハンドラやタレット・ハンドラによるディスクリート・デバイスのテストで発生していたボトルネックを解決できます。

    特長

    • あらかじめプログラムされたテスト・ルーチンを使用することで、多くのディスクリート・テストシステムに共通に見られるプログラミングの課題を克服する事ができます。
    • Raptor FTはロータリ・ハンドラやタレット・ハンドラをサポートしており、ディスクリート・デバイスのファイナルテストとして統合されています。
    • 内蔵のヘルプファイルには、テストの詳しい説明とともにテスト・ルーチンを最適活用するためのブロック図とツールの使い方も掲載されており、テストプログラムの最適化が容易です。
    Teradyne's RaptorFT Software, Rdson Test Function Example

    ツール

    • セットアップ・ディスプレイ - テスト条件を図示し、入力が容易なグラフィカル・インタフェース
    • ステーション 6 台への柔軟なテスト割り当て
    • アナログ・パターン生成